サンアグリフーズで育てる野菜の土壌管理は、関連会社の牛糞を完熟堆肥化してバランスの良い土づくりを目指しております。農産部門が生産計画、栽培マニュアルを基に自社の育苗ハウスで育てた苗を植え付け、圃場ごとに肥培管理、栽培履歴を徹底しながら安心、安全、美味しい野菜たちを育てます。今後も新しい農産物や特産品へのチャレンジを惜しまず、魅力ある農地を活かしていきます。

児湯地域の豊かな自然広がる大地で直営農場と契約農家の皆様に大根、高菜を中心とした生産を行い、出荷して頂いております。各圃場で大切に育てられた野菜たちは加工工場に持ち込まれ、育ち具合や大きさなどの品質チェックを受けます。品質高い野菜づくりは生産農場の責任であり、やりがいでもあります。加工製品も野菜原料の良品が基本であり、野菜生産は製品づくりの原点だと考えます。

サンアグリフーズの食品工場では、工場全体を冷蔵庫仕様にすることにより、安定した室温の中で美味しい食材を加工することが出来ます。2020年に食品安全基準のJFS-B規格を取得しており、生産工場内での作業環境や衛生管理・作業室入場時のエアシャワーなど、衛生管理を徹底しています。製造ラインでは品質維持・管理のために、X検査機や金属探知機を導入し、HACCP基準による管理体制を遵守しています。

64基の大型地下タンクを持つ漬け込み棟では大根や高菜の長期塩漬けによる発酵工程があり、サンアグリフーズの製造商品は発酵野菜を中心に取り扱っています。地域販売はもちろん、学校給食用、県外小売店や卸会社、コンビニ用などの業務用向けなど全国の流通ルートで販売しております。今後も常に顔の見える食品製造会社を目指し、お客様のニーズに応えるべく新たな商品開発に邁進しております。

グループ企業の農業生産法人有限会社アグテックは、自社農地25haで飼料栽培、飼料用稲50haを基礎飼料として自社TMR工場で飼料製造し、繁殖母牛に給餌しております。黒毛和牛の繁殖母牛350頭、子牛250頭、肥育牛200頭、約800頭を飼育し、牛糞も自家農場に還元し「循環型の農業」を実践しており、農地から母牛、子牛、肥育まで管理されたトレース(生産履歴)ができる体制を確立しております。

平成7年に宮崎県新富町にて設立。黒毛和牛の「繁殖、子牛、肥育」各部門と農産部を持ち、広大な農地管理を行いながら飼料や農産物生産を手掛けております。社名のアグテックは「Agriculture Technology」からきており、独自の完全飼料TMRや循環型及び自己完結型の農業経営を理念に掲げ、持続可能な開発目標（SDGｓ）を推進。時代に合ったIT利用や新しい畜産業の形を目指しております。